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JUGEMテーマ:ミニ四駆
 
はじめての方へのミニ四駆 〜「1から始める」への手引き〜 第5回

基本的な改造を施してみよう(前編)



さて、2ヶ月ほど休載していましたが、「はじめての方へのミニ四駆〜「1から始める」への手引き〜」の続きです。
この「基本的な改造を施してみよう」シリーズで最後となります。


さて、前回組み立てたミニ四駆REVシリーズNo.3 エアロマンタレイです。

このエアロマンタレイのARシャーシは後発のためか、初期型に比べると駆動音が静かで十分な性能を有しています。

普及している入門用のお手軽改造として、ARシャーシ用ファーストトライパーツセットをそのまま装着するというものがあります。

色んな部品が既にセットされているのと、封入されているパーツを単品ずつ買うより明らかに割安なので、非常に便利なのです。

しかし、なぜファーストトライパーツセットにはあれだけの部品があり、その部品の装着にはどのような意味があるのか?

というのをある程度理解しておかないと、次の改造ステップになかなか進めないものです。

そのため、今回の記事ではファーストトライパーツセットは使用せず、かつ部品装着の意味を少し考えてみながら、基本的な改造を施してみることにします。


【ステップ1:軸受け&ギア&モーターをパワーアップしてみよう】


まずはボディと底部電池キャッチを外し、フロント・リアの底部ギアカバーを外します。

組み立て編では、車軸の軸受けにはキット付属の低摩擦軸受けをつけましたが、そこをより高性能の620ベアリングに交換してみましょう。


620ベアリングは、正規のグレードアップパーツのラインナップ内にはなく、AOパーツという、保守部品のために販売されている部品扱いです。

1袋に620ベアリングは2個しか入っていませんので、1台分交換するのは2袋必要となりますので注意しましょう。

ホイールを外し、低摩擦軸受けを620ベアリングにフロントから付け替えていきます。

ベアリング内のグリスを抜いて回転性能を高める、「脱脂」と呼ばれる技術も普及していますが、いささかこのコーナーの趣旨に反するのでここでは紹介しません。


最終的には全ての軸受けを交換するのですが、クラウンギア・スパーギアは車軸を通っていますので、ここでギアも交換してしまいましょう。

交換するのは緑色の、ハイスピードEXギアと呼ばれる3.7:1のギア比を持つカウンターギアです。(超速ギアに対して、チョイ速ギアという俗称があります)
組み立て編で装着したのは、キット付属の4.2:1ギアですので、ギアを交換するだけでもスピードがアップします。

このARシャーシで使えるギアは速い順に、
・超速ギア(3.5:1)
・ハイスピードEXギア(3.7:1)
・ハイスピードギア(4:1)
・スピードギア(4.2:1)
・標準ギア(5:1)

と5種類があります。ARシャーシセッティングギアセットには5種類とも封入されていますので、それぞれ大まかな特徴を挙げると、次のようになります。

◆標準(5:1)・・・ARシャーシに使う片軸モーター用は、青色のカウンターギアと黄緑色のスパーギアです。
トップスピードは最も劣るため使用頻度は低いですが、逆にトルクは最も出せるため、急勾配のバンクが多いコースでは選択される場合もあります。


◆スピード(4.2:1)・・・ARシャーシに使う片軸モーター用は、赤色のカウンターギアと黄土色のスパーギアです。
大抵のキットに標準装備されているギアで、標準ギアよりもトップスピードが出せます。

トルクが高いので、重量級マシンや急勾配バンクのあるコースとの相性は良好。ただし、実際には性能が中途半端なため、後述のハイスピードギアが選択される場合が多いようです。


◆ハイスピード(4:1)・・・ARシャーシに使う片軸モーター用は、黒色のカウンターギアと黄土色のスパーギアです。
トップスピードとトルクのバランスがよいギアで、急勾配バンクで苦戦するマシンは、真っ先にセッティング変更の選択肢として上がるギア。

対バンク性能の高さや大径タイヤ・重量級マシンとの相性のよさ、またブレーキ減速後の優れた再加速も特徴です。


◆EX(3.7:1)・・・ARシャーシに使う片軸モーター用は、緑色のカウンターギアと黄色のスパーギアです。
ハイスピードギアと超速ギアの中間的な性能に当たり、トップスピードとトルクのバランスをより追求した仕様となっています。

4:1よりも明らかに一段上のトップスピードが出る上に、緩勾配のバンクなら対応できるトルクも出せるのが特色。超速ギアとスパーギアが共通のため、急なギア変更が容易なこともあって、公式レースなどでも多用されているギアです。


◆超速ギア(3.5:1)・・・ARシャーシに使う片軸モーター用は、水色のカウンターギアと黄色のスパーギアです。
最もトップスピードが高いギアですが、逆にトルクが最も低いため、重量級マシンや大径タイヤの場合はトルク不足でマシンを引っ張ることができず、むしろEXギアより速度が落ちてしまうケースもあります。

そのトップスピードの持ち味をしっかり生かすには、軽量化あるいはハイトルク型モーターの搭載など工夫が必要となりますが、改造で超速ギアの持ち味を出せるようになると、非常に強力な性能を発揮します。

なお、速度調整のためにギア比を落とすケースもありますが、トルクが変わり立体コースでは挙動が変化する場合もありますので、自分のマシンの特性とギア比の相性は、練習などでよく見極める必要があります。奥が深いですね。



EXギアは黄色のスパーギアを使うので、茶色のスパーギアと入れ替えます。


スパーギアを入れ替えたところで、リアにも620ベアリングに車軸を交換し、シャフトに通してホイールをはめて元に戻します。

これで、車軸の軸受けの交換は完了です。
余った低摩擦軸受けは、捨てずに取っておきましょう。意外と高性能です。


620ベアリングは厚みがあるので、少しシャーシからはみ出してしまうのも特徴ですね。

ホイールをシャフトに差し込む際、あまりピッタリ差してしまうと、ベアリングをホイールが圧迫して密着した状態になるので、摩擦抵抗が大きくなってしまいます。

そのため、写真のようにほんの僅かに隙間が空く程度にとどめて差し込んでおきます。
このさじ加減が結構難しいのですが、色々と工夫してみて下さい。


EXギアのカウンターギアを装着する作業の前に、モーターもより高出力なものに交換してみましょう。

これは、アトミックチューンモーターというグレードアップパーツで、中回転でバランスのよい優れたモーターです。


キット付属のノーマルモーターに比べると、トップスピードの速さとトルクの力強さは段違いです。

見分けはラベルの他、エンドベルと呼ばれる、プラスチック部品箇所の色の違いで見分けることができ、写真だとノーマルモーターは乳白色、アトミックチューンモーターは灰色ですので、すぐに見分けることができます。

最初に買うモーターで迷うケースはよく聞き、いきなり「〜ダッシュモーター」と名のつく高回転モーターを買う人も多いようです。

しかしいきなり高回転モーターを積んでも、マシンのセッティングがモーターの能力に追いつかないので、簡単なコースを完走することさえままなりません。

そのため、最初はこのアトミックチューンモーターか、もしくはトルクチューンモーターという1ランク回転数が低いモーターを買ってみて、慣れてきたら「〜ダッシュモーター」と名のつく高回転モーターにステップアップするのが近道かも知れませんね。

(余談ながら、ARシャーシとは違う形のモーターを積むシャーシ(PROシリーズ)の場合は、アトミックチューンモーターPROの性能が低いので、トルクチューンモーターPROを最初に買うとよいでしょう)


モーターを付け替えたら、組み立て編で取り付けた赤いギアを外し、ギアシャフトと内蔵してある低摩擦軸受けを緑色のEXギアに移植して、交換します。

なぜ最も速い超速ギア(3.5:1)にしなかったのかというと、超速ギアはトルク(引っ張り上げるパワー)が出にくいため、エアロマンタレイに装備されている大径バレルタイヤをしっかり回転させるには、いささかトルク不足と思われたので、大径タイヤとの相性がよいとされるEXギアを選択しました。

なお、プロペラシャフトは今回交換しませんでしたが、1.4mm中空軽量プロペラシャフトに交換すると、多少スピードが増します。
プロペラシャフトは、走らせているうちにギアがシャフトから徐々に抜けていきます。
抜けるのを防止するには、ネジロック剤や流し込み型瞬間接着剤でギアとシャフトを接着してしまうのが確実でしょう。



【ステップ2:フロントローラーを強化してみよう】


ステップ1では、いわばミニ四駆内部のパーツをより強力なものに交換しました。

そのため、スピードはキット素組みの状態よりも確実に向上していますが、それに合わせてスピードアップに耐えるため、ローラーやバンパーも強化する必要があります。

写真は、ARシャーシ用フロントワイドステーで、これをフロントバンパーに装備してバンパーの補強をします。
強化プレートには、様々な形と素材のものが発売されています。素材はFRP・カーボン・金属(ジュラルミン・アルミ)と大きく分けて3種類が販売されていますが、最も基本となるFRPプレートを使うことにします。

なお、バンパー周りの改造には結構な量のビスやスペーサーが必要となります。
自然とたまっていくものではありますが、始めたての頃は、ビスセット各種ABD)は各1セットをひと通り購入しておくことをお勧めします。


新型のFRPプレートであるためか、多くの穴が開けられています。
穴の位置によって、装備できるローラーの径が違うわけですね。

公認競技会規則では、マシンの横幅は最大105mmまでという規定がありますので、その規定内の寸法に収まるように改造する必要があります。


今回使うのは、

8-9mm2段アルミローラー
・30mmビス(ビスセットAより)
・ポールキャップオレンジ(ボールキャップ・ブライトより)
・アルミカラー(ビスセットA・D付属品)

です。


まず、組み立て編で装備したキット付属の、POM製13mmローラーを外してしまいます。


フロントワイドステーは写真の向きにセットし、バンパーのビス穴とFRPの穴に合わせます。



トラスビスで、写真の位置で左右合計4点をネジ止めしていきます。

2点でも構わないのですが、4点の方がよりバンパーに強く固定されるので、強度が増します。


2段アルミローラーは、520ベアリング2個と真鍮パイプを内蔵します。

520ベアリングには回転性能に個体差があり、よく回るものもあれば、ほとんど回らないものもあります。
当然、ローラー用ベアリングはよく回転する方がコーナーリング性能は高くなります。

大量に買って選別している人もいますが、520ベアリングの個体が高価なので入門者はまずそこまでする必要は無いでしょう。



30mmビスをFRPの下側(一番大外の穴)から差し、上から2段アルミベアリングローラーを差し込んでいきます。

2段アルミベアリングローラーは、説明書どおりに必ずブッシュで挟み込むようにしましょう。


そのままでは当然落っこちてしまうので、ナットを上から締めてビスとローラーを固定します。
ローラーが回転するか確認しましょう。

ダウンスラストはシャーシ本体のバンパーにつけられているので、とりあえずここでは補正する必要はありません。


そのままではビスが出っ張ってしまうので、写真のアルミカラー(6mmと6.7mm)を2つ差し込みます。


少しビスが出ているところは、ポールキャップを締めてアルミカラーをしっかり固定させます。

同じものを左右に取り付けます。


フロントローラーをグレードアップさせてみました。
ローラーの径が小さいですが、このローラーはコーナーでもしっかり食いつくため、入門用としては信頼性が高いので選択しました。

最近の公式レースでは、コースの継ぎ目の段差が大きいので、その対策としてフロントにも19mmの大型アルミローラーを装備するマシンが増えています。色々と模索してみるとよいかと思います。

なお純粋にローラーを装備するだけなら、ここまで長いビスは必要ありません。

なぜ30mmビスを使い、高くポールのように立てたかというと、コースアウト防止のための安定ポール(スタビライザー)とするためです。

昔はサイドガードなど、様々なところにスタビライザーを装備することが模索されましたが、現在ではレーサーの経験則からか、フロントバンパーにポール状のスタビライザーを立てておく形が一般的となっています。

いささか長くなったので、今回はここまで。次回は、リアローラーの装着と立体コース攻略用の装備の簡単な解説と取り付けができればと思います。

【はじめての方へのミニ四駆〜「1から始める」への手引き〜 全編リンク】
第1回・まずは買って組み立ててみよう前編
第2回・まずは買って組み立ててみよう中編
第3回・まずは買って組み立ててみよう後編
第4回・まずは買って組み立ててみよう完成編
第5回(この回)・基本的な改造を施してみよう前編
第6回・基本的な改造を施してみよう後編
第7回・基本的な改造を施してみよう最終回&レースに出てみよう


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なお、ミニ四駆やそのパーツはミニ四駆取扱店で買うことができます。
が、品揃えが店によってバラツキがあるなど、入手のしやすさに地方差もあるので、最近はタミヤのネットショップAmazon 模型屋のネット通販を利用する場合も増えているようです。

 

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